2023年 05月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
今日
2023年 06月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
 

セカンド・トゥー・ナン 
演奏:名古屋芸術大学WO 

Second to None【吹奏楽 CD】

商品コード : CD-3367
価格 : 2,450円(税込)
ポイント : 24
数量    残りあと1個
 

メール便:350円、他

13時までのご注文は当日発送(取寄、休日除く)

かごに入れる すぐに購入
  • お気に入りリスト
  • 商品についての問い合わせ
 
名古屋芸術大学ウィンドオーケストラがヨーロッパの出版社ハル・レナード・MGBとタッグを組み、毎年1枚のペースで制作しているコンサート・アルバム。2014年録音のこのアルバムにも、ヤン・ヴァンデルロースト、フィリップ・スパーク、トーマス・ドス、フランコ・チェザリーニ、八木澤教司など、同グループの人気作曲家の注目作品や編曲が収録されている。

ヤン・ヴァンデルローストの作品は、オープニングを飾る『ノビリタス』だ。2014年11月9日、あましんアルカイックホールで開催された「尼崎市吹奏楽団創立50周年記念演奏会 第50回定期演奏会」のオープングを飾った記念委嘱作品で、初演指揮は木村吉宏。楽団の50年の歴史と活動を称え、高貴さと暖かく豊かなサウンドに焦点をあてたヴァンデルロースト節満開オープニング・ピースとなっている。

新作発表のたびに注目を集めるフィリップ・スパークの『セカンド・トゥー・ナン』は、間違いなく要注目の1曲だ! イギリス陸軍のすべてのミリタリー・バンドを統括するする新たな組織として1994年に発足した“ブリティッシュ・コー・オブ・アーミー・ミュージック(CAMUS)”の20周年記念委嘱作として作曲された作品で、曲名は、CAMUSのモットーであるラテン語の“Nulli Secundus(何ものにも劣らず)”を英訳したものだ。

格調高く、堂々と響く作品で、華やかなファンファーレの後、CAMUS公式マーチとなっているグレッグ・マシン作曲の“コー・オブ・アーミー・ミュージック・スロー・マーチ”とイアン・ミッチェル作曲の“ミュージック・メーカーズ”の2曲のテーマをとり入れながら、祝賀ムードを盛り上げていく! とにかくカッコいい! 超難易度の曲ではないが、サウンドの華麗さとグランドマーチ風の進行は、間違いなく新たなスパーク・ファンを生み出すことになるだろう!

トーマス・ドスの『緑に金の伝説〜ノイキルヒェン村の物語』も聴きごたえのある作品だ! 2015年に創立125周年を迎えるオーストリア北部の小さな村ノイキルヒェン・バイ・ランバッハの吹奏楽団“ミュジクカぺレ・ノイキルヒェン・バイ・ランバッハ”の委嘱で作曲されたコンサート・ピースで、曲名は、その村を取り囲む囲む美しい田園地帯を象徴するように、緑色と金色が交互にまじわるリンデンリーフの葉が描かれている“村の紋章”からとられている。

曲は、朝日の輝きと教会の鐘で村が目覚めるようなファンファーレに始まり、自然災害や戦争など、幾多の苦難にもめげず、農業に勤しみ、どんなときにも音楽を忘れない村の人々の暮らしぶりや情熱を、活き活きとした音楽でドラマチックに描いている。音楽の中からさまざまな情景が浮かび上がり、変化に富む構成は、聴くものをグイグイ惹きこんでいく。

八木澤教司の『ハート・イン・モーション』は、陸上自衛隊第1音楽隊の創立60周年記念委嘱作品。明るく華やかなファンファーレと温かいコラールから成る躍動的な音楽で、「根を養えば樹は自ら育つ」という第1師団長、反怖謙一陸将の信念からインスピレーションを得ている。2014年3月の同音楽隊による初演時は《ハート・オブ・シンセリティ》として公表されたが、出版社の意向で、より世界中に親しまれるタイトルとして今の曲名が提案され、委嘱団体の快諾のもとで改名された。

サクソフォンを発明したアドルフ・サックスの“生誕200周年”に沸いた2014年を象徴するように、サクソフォンのための作品が2曲選曲されているのも、このアルバムの大きなセールス・ポイントだ! 中でも、ベルギーの若手作曲家トム・デハースがアカデミックなリサーチの末、現代のウィンドオーケストラのためにトランスクライブしたポール・ジルソンの『サクソフォン協奏曲第1番〜アルト・サクソフォンとバンドのための』は、要注目の1曲! オリジナルは、アルト・サクソフォンとオーケストラのための協奏曲で、フランスからアメリカ人外科医に嫁いだボストン在住のエリサ・ホール夫人の委嘱で1902年に作曲された。アレグロ〜アンダンテ〜プレストの3つの楽章で構成される古典的な香り漂うすばらしい協奏曲で、ソロをとった滝上典彦のパフォーマンスもライヴ感にあふれている。

もう1曲のサクソフォンのための作品は、トーマス・ドスの『スポットライト』。オーストリアのモビリス・サクソフォン四重奏団の委嘱で作曲されたサクソフォン・カルテットとウィンドオーケストラのための作品で、2014年4月12日、ヴァイトホーフェン・アン・デア・イプスの“ヴァイトホフナー音楽村”と呼ばれる会場で、同カルテットと、トーマス・マダーターナー指揮の地元吹奏楽団トラハテンムジカカぺレ・ヴィンタークの共演で初演された。

曲は、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの各サクソフォンのキャラクターがフィーチャーされ、各パートにおけるヴィルトゥオーゾ性はもとより、いろいろなリズム遊びやちょっとしたファンクのノリも追い求められている。三日月 孝(ソプラノ)、滝上典彦(アルト)、中山順次(テナー)、櫻井牧男(バリトン)のカルテットとウィンドオーケストラのコンビネーションも見事で、まるでコンサートを聴いているような高揚感が味わえる!

その他、アルバムには、クラシックの名曲として、フランコ・チェザリーニによる『ハンガリー狂詩曲第2番』の新しいトランスクライブも収録され、要注目!

バランスのとれた構成は、とても愉しめる! 新作のリサーチにもよし!ヨーロッパから日本へ新しい風を運ぶ、すばらしいコンサート・アルバムだ!
・演奏:名古屋芸術大学ウィンドオーケストラ
(Nagoya University of Arts Wind Orchestra)
・指揮:ヤン・ヴァンデルロースト(Jan Van der Roost)1-3
 竹内雅一(Masaichi Takeuchi)4-7
・発売元:デハスケ(de haske)
・発売年:2015年
・収録:2014年9月16〜18日、名古屋芸術大学
・メーカー品番:
1. ノビリタス/ヤン・ヴァンデルロースト【3:25】
Nobilitas/Jan Van der Roost

2. サクソフォン協奏曲第1番〜アルト・サクソフォンとバンドのための
/ポール・ジルソン(arr.トム・デハース)【18:23】
Premier Concerto, For Alto Saxophone and Band/Paul Gilson(arr. Tom De Haes)
第1楽章:アレグロ・デチーゾ・コン・フォーコ Allegro deciso con fuoco【7:14】
第2楽章:アンダンテ・リテヌート Andante ritenuto【5:27】
第3楽章:プレスト・スケルツァンド Presto scherzando 【3:42】
アルト・サクソフォーン:滝上典彦(Norihiko Takiue)

3. ハンガリー狂詩曲第2番/リスト(arr.フランコ・チェザリーニ)【12:37】
Hungarian Rhapsody No.2/Franz Liszt(arr.Franco Cesarini)

4. スポットライト〜サクソフォン・カルテットとコンサート・バンドのための
/トーマス・ドス 【11:05】
Spotlights, for Saxophone Quartet and Concert Band/Thomas Doss
ソプラノ:三日月 孝(Takashi Mikazuki)
アルト:滝上典彦(Norihiko Takiue)
テナー:中山順次(Junji Nakayama)
バリトン:櫻井牧男(Makio Sakurai)

5. ハート・イン・モーション/八木澤教司【3:20】
Heart in Motion/Satoshi Yagisawa

6. 緑に金の伝説〜ノイキルヒェン村の物語/トーマス・ドス【11:50】
Legends of Gold in Green/Thomas Doss

7. セカンド・トゥー・ナン/フィリップ・スパーク【6:10】
Second to None/Philip Sparke

この商品についてのレビュー

  ニックネーム : 評点 :
内容 :
レビューを書く
入力された顧客評価がありません

ページトップへ