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ホームランド 
演奏:シンフォニック・ウィンズ・チロル 

Homeland【吹奏楽 CD】

商品コード : CD-3144
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オーストリア西部のチロル州で2010年に結成されたウィンドオーケストラ“シンフォニック・ウィンズ・チロル”のデビュー・アルバム! アルプス山脈の東部に位置するチロル州は、第2次世界大戦前から吹奏楽が盛んなエリアで、今もその伝統を受け継いだ優秀なバンドが数多く活動する。住民の多くはゲルマン系で、バンドもドイツ式から派生したオーストリア独特の楽器編成をもっている。レパートリーも民俗的なものが中心だ。

“シンフォニック・ウィンズ・チロル”は、この国の“オーケストラ週間”で演奏するために、伝統の編成とは異なるインターナショナルなオリジナル作品を演奏できる楽器編成をもったウィンドオーケストラとして、当地のウィンド・バンド協会の肝入りで作られた。以来、ヘルマン・パルフーバーをはじめとする国内の作曲家や演奏家がこのグループと積極的な関わり合いをもち、ベルギーやオランダからも客演指揮者を招くなど、演奏を重ねるごとに声価を高めている。

2013年7月にインスブルックのオーストリア放送(ORF)スタジオで収録されたこのアルバムのコンセプトは“ホームランド(Homeland)”。日本語としては“ふるさと”、あるいは“故郷”、“家郷”と訳せるが、その言葉どおり、アルバムは、雪を頂くアルプスの峰々が輝き、ヨーロッパで最も美しい場所の1つに数えられるオーストリア・チロルの澄み切った空気や景色、人々の暮らしを彷彿とさせる作品を中心に構成。トーマス・ドス、オットー・M・シュヴァルツ、ヘルマン・パルフーバー、ゲラルト・オスヴァルトなどが新しい作品を提供している。

アルバムのオープニングを飾るトーマス・ドスの『ミュージック・フォー・ア・ヒーロー』は、ティンパニ、バスドラム、チャイムなどによるインパクトのあるパーカッション・アンサンブルに管楽器が呼応して始まる、堂々としたムードをもった音楽だ。2013年の作品で、ゲルマンの薫りが全篇に漂い、旋律の雄大さが聴くものを惹きつける!

オットー・M・シュヴァルツの作品は、原子力事故をテーマにした『ニュークリアー・パワー〜差し迫る危険』とアルバム・タイトルになった『ホームランド』の2曲が収録されている。いずれも聴きごたえのある力の入った作品だが“アルプスのリフレクション”というサブ・タイトルをもつ『ホームランド』のスケール感と自然美の描写は、とくに印象的だ!

2013年の作品で、多くの動植物や千年氷河の景観が自然のままに保護されるオーストリア・アルプスのホーエタウエルン国立公園の100周年を記念して作曲された。音楽は、有名なクリムル滝の水しぶきの描写に始まり、全篇をリードする雄大なテーマが歌われた後、静けさの中に公園内の自然のままの動植物や放牧の様子がつぎつぎと描写され、緊迫したムードが高まった後、再びテーマを大きく歌い上げて曲を閉じる。シンフォニック・ウィンズ・チロルも、作曲者へのリスペクトと郷土愛を込めたアツい演奏を聴かせてくれる!

ヘルマン・パルフーバーは、このウインドオーケストラのイニシャチブを握る人物の1人だ。このCDでは、野趣がありロマンチックなアルプスの風景を描いたファンタジー『マウンテン・レイク』とキリストの復活を題材とする『復活』の2曲の自作を指揮している。いずれもゲルマンの薫り漂うクラシック・テイストの作風が印象的だが、この内、グスタフ・マーラーの交響曲第2番第5楽章と同じくフリードリヒ・ゴットリーブ・クロプシュトックの歌詞による賛歌にインスパイアーされた『復活』は、特にインパクトがある! これぞ、正しくゲルマンの世界だ!

アルバム・コンセプトに従い、フィリップ・スパークの“ハイランド賛歌”から『フラワーデール』やヤン・ヴァンデルローストの『フレーム・アンド・グローリー』、和田直也の『リジョイス!』も選曲されているが、何と言っても、ドス、シュヴァルツ、パルフーバーら、ゲルマン系作曲家の充実ぶりが光っている!

ブックレットに印刷されているセッション時の写真を見ると、Bbクラリネット各パートにそれぞれ4人の奏者を配すなど、編成もひじょうに充実! 真っ青な空の下、厳しいアルプスの姿と咲き誇る花が印象的なジャケット写真同様、一服の清涼感が感じられる味わい深いアルバムとなっている! 
・演奏:シンフォニック・ウィンズ・チロル(Symphonic Winds Tyrol)
・指揮:ヨニー・エッケルボーム(Johnny Ekkelboom) 1-3、5、7-9
 ヘルマン・パルフーバー(Hermann Pallhuber) 4、6
・発売元:デハスケ(de haske)
・発売年:2014年
・収録:2013年7月10〜12日、ORF-Studios, Rennweg, Innsbruck (Austria)
・メーカー品番:
1. ミュージック・フォー・ア・ヒーロー/トーマス・ドス【5:30】
Music for a Hero/Thomas Doss

2. ニュークリアー・パワー:差し迫る危険/オットー・M・シュヴァルツ【8:54】
Nuclear Power:Imminent Danger/Otto M. Schwarz

3. オール・オーヴァー・ザ・カントリー/ゲラルト・オスヴァルト【5:10】
All Over the Country/Gerald Osward
アルト・サクソフォン:アンドレス・エッガー(Andres Egger)

4. マウンテン・レイク/ヘルマン・パルフーバー【8:00】
Mountain Lake - Fantasy on a wild and romantic alpine
landscape/Hermann Pullhuber

5. リジョイス!/和田直也【6:57】
Rejoice!/Naoya Wada

6. 復活/ヘルマン・パルフーバー【9:20】
Resurges/Hermann Pullhuber

7. フラワーデール(“ハイランド賛歌”から)/フィリップ・スパーク【4:00】
Flowerdale (from Hymn of the Highlands)/Philip Sparke
ピッコロ・トランペット:ライムンド・ヴァルダー(Raimund Walder)

8. フレーム・アンド・グローリー/ヤン・ヴァンデルロースト【4:05】
Flame and Glory/Jan Van der Roost

9. ホームランド〜アルプスのリフレクション/オットー・M・シュヴァルツ【13:25】
Homeland - An Alpine Reflexion/Otto M. Schwarz

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