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    演奏:ブラック・ダイク・バンド 

    In Tribute:The Music of Philip Wilby【ブラスバンド CD】
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    In Tribute:The Music of Philip Wilby【ブラスバンド CD】

イン・トリビュート:フィリップ・ウィルビー作品集 
演奏:ブラック・ダイク・バンド 

In Tribute:The Music of Philip Wilby【ブラスバンド CD】

商品コード : CD-3036
価格 : 2,450円(税込)
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『ダイクの前にダイクなし、ダイクの後にダイクなし』と謳われ、世界中のブラスバンド・ファンの憧れの的となっている、イングランドのブラスバンド、ブラック・ダイクのとてもインパクトのある鮮烈なイメージのフィリップ・ウィルビー作品集! ウィルビーとブラック・ダイクは、長年、作曲家と演奏者の立場で緊密な信頼関係を築き上げてきた。この作品集のアイディアは、2012年5月のヨーロピアン・ブラスバンド選手権で『レヴェレーション(ヨハネの黙示録) 』を自由選択課題として演奏したブラック・ダイクが、前日の指定課題の演奏ポイントと合わせ、総合195ポイントで7年ぶり12回目のチャンピオンに輝いたその直後にスタートした!

セッションは、ブラック・ダイクのレコーディングのホームグラウンドであるウェストヨークシャーのモーリー・タウン・ホールで2012年7月と2013年6月に行われ、それにブリストル・キャシードラルで別録りしたエレビーのオルガンをミックス。さらに会話部分を加え、アルバムとして完成した。アルバムは、息をつかせぬアインザッツで聴く者すべての目を見開かせる『ブレスレス・アレルヤ』で始まる! ブラック・ダイクと音楽監督ニコラス・チャイルズへの感謝の気持ちを音楽として表した作品で、2008年5月29日にハダ―ズフィールド・タウン・ホールで録音されたナクソス盤(CD-2236)につづく2度目のセッション・レコーディングとなった。こいつは凄い!!冒頭のテンポ設定から前盤の演奏とはまったく違い、ウィルビー自身が弾くエンディングのオルガンもすばらしい効果をあげている!

2曲目は、ウィルビーの主要作の中でもとくに人気の高い『パガニーニ・ヴァリエーション』だ。BBC放送ラジオ・マンチェスターのプロデューサー、ポール・ヒンドマーシュの委嘱により、「BBCバンド・オブ・ザ・イヤー1991」に輝いたバンドに演奏してもらう曲として1990年に作曲された。初演は、1991年5月10日、BBC放送マンチェスター・スタジオで、同賞に輝いたグライムソープ・コリアリー・バンドの放送用レコーディング・セッションで行われた。さらに、同年9月7日、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行われた第139回全英オープン・ブラスバンド選手権のテストピースにも使われ、フランク・レントン指揮、グライムソープ・コリアリー・バンドが優勝。人気曲の地位をさらに高めていった。作品は、ニコロ・パガニーニ(1782〜1840)の「奇想曲第24番」の有名な主題とその14変奏からなる。ブラック・ダイクの演奏は、前記ナクソス盤にも同じ指揮者で収録されているが、これも演奏がまったく違う。いいワインのように、時の熟成をへた演奏は、作品の本質がさらに深く掘り下げられていて、全合奏のめまぐるしい動きだけでなく、弱音の美しい響きは心の琴線に響く!

つづくトラックには「パガニーニ・ヴァリエーション」を委嘱した当の本人ヒンドマーシュとウィルビーが作品についてともに語り合う、とても興味深い会話が収録されている。ロイ・ニューサムが指揮したナショナル・ユース・ブラスバンド・オブ・グレート・ブリテンのコンサートを録音している時、ウィルビー初のブラスバンド・オリジナル「ニュー・ジェル―サレム(新エルサレム)」の魅力にとりつかれ、新作委嘱をすることになったこと。結果、完成した「パガニーニ・ヴァリエーション」のスコアを見て満面の笑みを浮かべたこと。その大成功の後、「マスカレード(仮面舞踏会)」を送り出されたときの注目度と反響。この新しいCDの演奏についてなどなど、当事者だけが語ることができる興味深いエピソードがつぎつぎと飛び出してくる! 2人の英語はとてもクリアー! すべてのブラスバンド・ファンへのすばらしいボーナス・トラックだ!

それにつづくのは、2人の話にも出てきた『マスカレード(仮面舞踏会) 』。これは、1993年9月4日、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行われた第141回全英オープン・ブラスバンド選手権のテストピースとして委嘱された作品で、ピーター・パークス指揮、ウィリアムズ=フェアリー・バンドが優勝者となった。イタリアの大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813〜1901)の最後のオペラ「ファルスタッフ」への一種のオマージュであり、ヴェルディのいくつかのオペラの断片やシェイクスピアのプロットが使われている。作曲当時、現代曲としての演奏テクニックだけでなく、音楽の内面が見せる内容の濃さに多くのブラスバンド関係者が戸惑ったという。しかし、その後、作品への理解が深まるにつれ、内外のトップバンドが積極的に取り上げるようになり、2002年の全英ブラスバンド選手権決勝においても再びテストピースとして採用されている。今日のブラスバンドの超人気作品の1つであり、作曲者とのコラボをへたブラック・ダイクも、期待にたがわぬすばらしい演奏をくりひろげている。

アルバムをしめくくるのは、『レヴェレーション(ヨハネの黙示録)』。1995年9月9日、マンチェスターのフリー・トレード・ホールで行われた第143回全英オープン・ブラスバンド選手権のテストピースとして委嘱を受けて作曲された。イングランド国教会の司祭をつとめたジョン・ダン(1572〜1631)の詩からインスパイアーされた作品で、作曲年がヘンリー・パーセル(1659〜1695)の没後300周年にあたったことから、その主題が用いられ、“パーセルの主題によるダブル・ブラスのためのシンフォニー”との副題がある。同選手権の優勝者は、ジェームズ・ウォトスン指揮、ブラック・ダイク・ミルズ・バンド(当時)。パーカッションがセンターをしめ、その両サイドに2組のアンサンブルを配し、バンドの前面に客席方向に向かってソリストを並べる、伝統的ブラスバンドの殻を破るステージ配置の指示があり、ソリストとアンサンブルの双方にヴィルトオーソであることが求められているかなりコンテンポラリーな作品だ。イギリス以外でも、ヨーロピアン・ブラスバンド選手権にエントリーするバンドの間でとくに人気が高く、2012年5月、久しぶりにヨーロピアンに駒を進めたブラック・ダイクもこの曲をオウン・チョイス・テストピース(自由選択課題)として演奏、見事王座に返り咲いている。(ヨーロピアン2012のライヴは、CD、DVD化されているので要チェック!)(CD-2643)(DVD-9517)

ヨーロピアン・チャンプになった直後のセッション・レコーディングだけに、このアルバムの『レヴェレーション(ヨハネの黙示録)』の演奏もアツい、アツい、アツい!!! 音楽的な仕掛けも一目瞭然だ! 数あるウィルビー作品集の中でも、モチベーションの高さと演奏内容の濃さでグンを抜くすばらしいアルバムとなっている!
・演奏団体:ブラック・ダイク・バンド(Black Dyke Band)
・指揮者:ニコラス・チャイルズ(Dr. Nicholas Childs)
・オルガン:フィリップ・ウィルビー(Philip Wilby) 1
・発売元:ドイエン (Doyen)
・発売年:2013年
・収録:2012年月7月、2013年6月、Morley Town Hall, (U.K.) / Organ (Track 1):Bristol Cathedral / Conversation (Track 3):2013年3月15日
・メーカー品番:
作曲:フィリップ・ウィルビー(Philip Wilby)

1. ブレスレス・アレルヤ【4:10】
A Breathless Alleluia

2. パガニーニ・ヴァリエーション【16:42】
Paganini Variations

3. フィリップ・ウィルビーとポール・ヒンドマーシュの会話【12:44】
In conversation (Philip Wilby and Paul Hindmarsh)

4. マスカレード(仮面舞踏会) 【13:01】
Masquerade

5. レヴェレーション(ヨハネの黙示録)〜シンフォニー・フォー・ダブル・ブラス【18:44】
Revelation - Symphony for Double Brass

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